返すということ
私は生きている
過去、現在、と生きていて
未来は知らない
母が私を妊娠3ヶ月の時に切迫流産になったと言っていた。でも彼女はその事実を抱えたまま、グアムへ新婚旅行に行ったとも言っていた。
17歳の時、交通事故に遭い意識不明の重体のまま20日余りを過ごした末に目を覚ました。という。
その後の私の人生は全く上手く進まず、何度も嫌になった。
逃げ出したくても、心も体も不自由すぎてどこにも行けどず、いつも同じ場所で地団駄を踏んでいた。
現在、一歩進んでは三歩下がる毎日。
嫌になって逃げ出したくなるが、今は自分だけの命でないという思いが、その気持ちより大きい。
私ごときの力で守れるものは微々たるものだが、
ただ、ここに全力でいることでしか、私に返す方法はない
と、悟った、ここ数日のこと
アンゴラ主婦